藤原式「株のネット取引」がわかる基礎の基礎講座
オススメ度[ ★★★★ ]
著者が投資ゲームを元に確立した売買タイミングなどについて説明しています。
初心者向けの内容で、株取引のみならず、インターネットの初心者も想定しています。そのため、パソコンの使い方を知っている人には、2章までで十分な内容になっています。3章以降は、インターネットの扱い方(ブラウザとは、のような基本的なこと)や、株の基礎知識で構成されています。
売買タイミングは、チャートを見ながら著者独自の見解を示しています。説明はとてもわかりやすいものです。
本書は、超短期投資といえます。完全にディトレード派のための本です。銘柄の選定・売買タイミングのはかり方は、ネットで入手できる情報で済むところはお金をかけずに済むのでいいです。
チャート重視の手法で、初心者向けにローソク足の説明が丁寧にされています。しかし、これはあくまで本書の方法を実践するための最低限の知識ですので、例えばゴールデンクロスやデッドクロスといった動きや用語については全く触れていません。著者が重視するのはローソク足のみです。そのため、一般的に通用する方法かどうかは少し不安があります。
著者は投資ゲームにおいて実戦感覚を身につけたと言っています。ここで確立した投資方法を実際の相場で使うことで利益を上げているようです。確かに、いきなり相場に足を踏み入れるよりも、まずはゲームやお金を遣わずに相場だけを見るといったトレーニングによって、相場観を養うというのはいい方法かもしれません。
また、一円でも下がったら損切りするというスタンスを取っており、リスクが軽減されるのでいいでしょう。しかし、一円二円の上昇で利益を出すにはそれなりの資金がなければできません。こういう方法でのディトレードもあるんだという、一種の参考書として読むのがいいでしょう。