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細野真宏の世界一わかりやすい株の本 実践編
オススメ度[ ★★★★ ]
細野真宏著 / 文藝春秋 / \1,000 / ISBN:4163674705
本書は、新聞の情報のうち特に増資と株式分割について、その時株価がどのように動くのかを示すことで投資タイミングをはかることができるようにしています。よって、3ヶ月〜1年のスパンでキャピタルゲインを得ることを目的としています。
内容は、増資と株式分割という2つに絞っているため、その2つの情報だけで投資しようという方向性を打ち出しています。投資には、様々な要因が重なり、材料として判断されるニュースも数多くありますが、多すぎてどれを投資判断材料として選べばいいのかがわからない、という方には、本書は一つの指針やヒントを示してくれています。
本書では、証券会社の選び方やネットでの売買方法などの基本にも触れています。まさに、「予備知識を必要としない」ものとして、初心者向けの内容といえるかもしれません。しかし、本書だけで投資のなんたるかを知った気になるのは危険かもしれません。本書で語られている内容は投資の一側面でしかないことは頭に入れておくべきです。
また、株式分割については今年になってから株券の発行時期のずれというものがなくなるため、本書のように、株式が発行されるまでのタイムラグと需給悪化を利用した株価高騰とその後の急落によって投資をする、という方法が通用するかどうかは、まだわかりません。
従って、本書は「増資による株価の変動」によって投資判断をする際に役立つものとなるでしょう。幾つもある情報から、この一点に絞ることが、自分なりの「強み・得意分野を見つけて投資する」という手法を考える上で役立つでしょう。