グレートゲーム・オブ・ビジネス―社員の能力をフルに引き出す最強のマネジメント/社員一人一人に経営者の視点を持たせ会社を盛り上げていく

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グレートゲーム・オブ・ビジネス―社員の能力をフルに引き出す最強のマネジメント

オススメ度[ ★★★★ ]

ジャック・スタック著 / 徳間書店 / \1,890 / ISBN:4198615330

 本書では、オープンブック・マネジメントというマネジメント手法を紹介しています。

 オープンブック・マネジメントとは、会社が、従業員に対して歯車になることを求めるのではなく、一人一人に経営者の視点を持ってもらうことで、従業員が自ら、何をしなければならないのか、自分の仕事がどれだけ重要なことなのかを認識させ、モチベーションをあげることを目的としています。

 具体的には、会社の財務諸表を社員に公開します。これによって、会社の業績がどうなっているのかを明らかにし、業績が下がっているのであれば、従業員にどういう仕事をすればいいのかを自覚してもらいます。しかし、それには、「経営者が財務諸表を公表できるか」「従業員が財務諸表を読めるか」という問題があります。

 財務諸表を公開することで外部に漏れる恐れがあるなどのデメリットもありますが、それを上回るメリットがあるということを強調しています。
デメリットばかりに目がいってしまい、公表しないという経営者が多いのですが、そうしてしまうと従業員からは信用してくれていないと思われてしまい、会社の環境は悪くなってしまったり、自分には経営は関係のないことだと無関心になってしまいます。

 従業員が財務諸表を読めるようにするためには、決算書の各項目の推移を理解できるようにしなければなりません。そうでなければ、財務諸表を公開したところで意味がありません。
これは、勉強会を開いたり、数値目標とその意味を教える、ということを根気良く続けることで、従業員が「知りたい」と思えるようにします。企業分析が各自でできるレベルまで行わなければなりません。

 こういったことを実践するために、ビジネスを一種の「ゲーム」として捉え、従業員のやる気を引き出すための工夫を行います。本書では、その工夫の過程を、筆者の体験談を通して披露します。

 要は、会社が一丸となって他社に対向し、利益を上げ、業界で生き残るにはどうすればいいのか、ということです。

 もちろん、経営者でなければ本書の内容を実行することができない、ということではありません。部門長などの、「リーダー」という立場であるなら、その範囲内で部門の活性化といったことから始めればいいのです。

 数字を使って納得させるというのは、なるほどと思うことができます。

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