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ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
オススメ度[ ★★★★ ]
バートン・マルキール著 / 日本経済新聞社 / \2,415 / ISBN:4532350972
ランダム・ウォーク理論について解説しています。
ランダム・ウォーク理論とは、「株式市場の動向は常に明確な理由があって動いており、どんな事象が起ころうがそれらはすべて織り込み済みで、そこから法則性を見出すことはできない」というものです。
この理論は、その段階に応じて、
- ウィーク型
- セミ・ストロング型
- ストロング型
の3つに分類されます。
最も軽度なウィーク型では、市場の動きを過去の出来事から占うことはできない、としています。しかし、これがストロング型になると、全ての出来事を未来を予測するヒントにはならない、と言い切ります。
ランダム・ウォーク理論では実際に説明できないようなことは良く起こることですので、それは極端すぎるのではないかと思ってしまいますが、これも一つの理論として捉えておけば良いでしょう。
本書では、大半のページをつかって、ランダム・ウォーク理論の正当性を証明するために、テクニカルやファンダメンタルによる投資の正確性を否定します。その部分は実のところあまり興味を惹かれません。
むしろ、その過程で語られる「高PER銘柄の危険性」や、「リスク分散には分散投資をすること」や、「無難に利益を得るにはインデックス・ファンド」が最もいい、ということなどは参考になります。
これらの方法は、しかしながら劇的な利益はもたらしません。そこで、筆者は、最終的により多くの利益を得たいのであれば、バリュー投資がよい、としています。
株式投資の教科書といった見方もされており、ロングセラーでもある本書は、一度は読んでおいても良いでしょう。