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考える技術・書く技術
オススメ度[ ★★★★ ]
板坂元著 / 講談社 / \735 / ISBN:4061157272
本書は、文章や論文の構成力を身につけることを最終目標としています。
その準備段階として、まず「考える技術」を紹介します。それは、頭を柔かくするウォーミングアップから始まり、物事を様々な視点で捉えらえられるようにする訓練に展開します。これらのトレーニングを幼少の頃から癖付けておけば、複雑な思考力を持つことが可能になるかもしれないと薦めています。
えり好みせず、様々なメディアを使って情報を集め(著者はブレーンストーミング読書と呼んでいます)、それらを要・不要にわけて取捨選択し、整理します(カードを使ったKJ法などを利用)。さらに、文章を考える際に、読者を説得・納得させるようなものの書き方についても詳しく説明してくれます。
説得方法や、仕上げの文章構築テクニックの部分は、ためになります。技術的なことだけではなく、ときには直感に頼って構成することも大切である、と述べていますが、その直感も自然と備わるものではなく、技術と理論が備わっていてはじめて生まれるものである、といいます。
そのほかに、著者の使う文房具の紹介や集め方、利用方法などが載っていますが、ちょっと古いので役に立ちそうにありません。
テクニックとしては、引用方法、統計などの数字を使って信憑性を高める方法など、本書の中でも実際に使うことで証明しています。
本書が書かれたのが1970年代なのですが、その古さを感じさせない普遍性を持った内容です。
