人脈を広げる33の鉄則
オススメ度[ ★★★★ ]
人脈とは、「キーマン」と深い人間関係を構築することです。それは、ビジネス面や損得勘定だけの関係ではなく、自分の生き方や考え方にカルチャーショックを与えてくれるような人物のことを指します。そういったキーマンと信頼関係を結ぶことが人脈作りであり、100人の実力者とネットワークを構築するよりも、100人の実力者にコネを持つ1人のキーマンと信頼関係を結ぶことが大事であるといいます。
本書では、どのようにしてキーマンと出会い、人脈を広げ、人生を豊かにするかを述べています。
著者は、昔は引っ込み思案で人と話すのが好きではない人だったといいます。しかし、友人の紹介してくれた人に感化され、人付き合いをする会合を自ら主催するようになり、やがて多くの人脈に恵まれるようになったようです。
本書での人脈の第一歩は、社内の人脈です。つまり、ごく身近なところで人脈を作らなければ、勿体無いということです。最近は、仕事とプライベートをわけるという考え方もよく見られますが、昔は社内の仲間と旅行に行ったりして、仕事仲間と身近な存在として付き合っていたように思われますが、今では身近な仲間として付き合うのは学生時代の友人であり、仕事仲間は仕事上の関係以上のものではないと割り切る傾向にあるようです。
しかし、人脈を広げるには、より外のつながりを重視することも必要です。すなわち、同じ部署より別の部署、社内より社外、という具合です。
また、キーマン人脈を広げるには、情報を多くもつことも必要です。マスコミ、セミナー、講習会などからの情報収集を欠かさず、得た情報を自分から発信することで、人としての魅力を磨きます。人脈を広げるには自ら行動することが大前提です。
著者は、本書のテーマを実現するために、キーマンネットワークという団体を主催しています。本書の内容は、その活動を通して経験してきた「人脈論」です。
「どうしたら人脈を広げられるか」は、努力が必要としながらも、具体的にはどうすればいいのかということにも触れているため、参考になります。読み進んでいくうちに、いかに多くのチャンスを逃してきているのかを思い知るかもしれません。しかし、それは決して手遅れという意味ではなく、振り返ってみて改善することが大切なのです。
自然と自分の周りに人が集まってくる、という人を見て羨ましいと思ったり、焦りを感じている人は、本書が役に立つかもしれません。