病気にならない生き方―ミラクル・エンザイムが寿命を縮める/胃腸が健全であれば病気にならないということを長年の経験から述べる

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病気にならない生き方―ミラクル・エンザイムが寿命を縮める

オススメ度[ ★★★★★ ]

新谷弘実著 / サンマーク出版 / \1680 / ISBN:4763196197

 本書の著者は、胃腸内視鏡検査のパイオニア・世界的権威といわれている医師の書いた本。

 著者の言っていることは、決して研究などで理論的に裏づけされたものではありません。そのため、それが正しいのか間違っているのかは実際のところは何ともいえないのですが、30万人以上の患者を診てきた経験と、実際に著者が体験することで判断した「病気にならない生活法」は、例え理論に裏づけされていないとしても十分に参考にする価値があります。

 著者は、健康の秘訣は胃腸であると言い切ります。それは、外部から何かを取り入れる器官は、呼吸を司る肺と食物を消化・吸収する胃腸しかないということからはじまります。

 わたしたちの身体に必要な栄養分はどこから摂取するのかといえば、殆どが食物からです。つまり、よい食物を食べ、健全な胃腸で吸収させることで細胞全体が健康的になるのです。

 身体によくない食物を食べていると、消化するときに胃腸に負担がかかってしまい、その結果胃腸が悪くなってしまうといいます。悪い食物は栄養分のほかに悪い要素も体の中に取り込む原因となります。そうすると細胞の隅々に悪い要素が送り込まれてしまいます。そして、体のあちこちで悪い部分が増えてしまい、それがガンにつながるというのです。

 そうならないためには、普段の生活を健全なものへと変える必要があります。著者が提案する健全な生活を実践したガン患者の再発率は0%ということなので、非常に参考になるのではないかと思います。

 まず食べるものはすべて身体に良いものにします。良い食物とは、無農薬で新鮮であることです。そして、まだ生命力に溢れている食物であることです。空気に晒されてしまうと食物は酸化してしまいます。酸化してしまった食物は体の中で悪い物質へと変化します。そのため、酸化していない食べ物=新鮮な食べ物を食べなければならないのです。これは、水についても同様で、普通の水道水では塩素やトリハロメタンなどの不健康なものが混入されているため、浄水器などを使うことを薦めています。

 米国では、富裕層と貧困層ではっきりと健康か不健康かの差が現れ始めていると述べているように、健康を手に入れるためには高価な食品を買わなければならないようです。

 また、食べ方にもポイントがあり、よく噛んで唾液と混ぜることで消化を助けるようにしなければならないようです。最低でも30〜50回は噛むように、と指示しています。献立における野菜と肉の比率を歯の本数で考えたり、「牛乳は骨粗しょう症になりやすい」「病院食は胃腸に悪い」など、健康や胃腸によいとされている常識が、実はよくないことであるということも書いてあります。

 もちろん、胃腸を悪くする原因は、生活の乱れやストレスといったものも多くあります。それらをコントロールすることも大切であると述べていますが、最もわたしたちが意識的にできることが食生活ではないでしょうか。本書は、食生活を中心とした胃腸を健全にするための方法が沢山詰まっています。病気は生活習慣の積み重ねで起こります。それまで少しずつ貯められてきた悪い物質がある日許容量を超えて爆発した状態が病気というわけです。そうなってしまってから強力な薬を使って部分的になおしたとしても、免疫力が落ちてしまい、他の部分で病気が発生したときに体力がなくなってしまいます。

 今のところ身体は何ともないから平気、なのではなく、少しずつ悪くなり続けている環境に歯止めをかけ、健康的な日常に替えていくことが大切であると本書は述べています。 

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