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ハーバード流交渉術
オススメ度[ ★★★★ ]
ロジャー・フィッシャー、ウィリアム・ユーリー著 / 三笠書房 / \520 / ISBN:4837903606
本書では、「原則立案型交渉」という交渉方法を提案しています。
それは、駆け引きをしながら自分にだけ有利になるように交渉をするのではなく、客観的な基準を示し、それに基づいて公正な結果を得られるように交渉をするというものです。
相手が不合理な提案をしてきたり、何か戦略的な交渉術を使ってきたとしても、この公正な基準に則った形で交渉を進めようとすることで、双方が満足できるような問題解決をはかります。
そのためには、攻撃的ではなく、「相手の立場に立って考え」「お互いの主張を満足させることを考え」「客観的な判断基準を用いて交渉する」ことが必要です。お互いが納得できる解決策を考えていくのです。
本書での実践的なテクニックの紹介部分は、いまいちつかめない部分があるので、あまり参考にはならないかもしれません。また、最終的には経験に勝るものはない、としており、やはり経験を積むことで相手の交渉術に屈せずに公正な取引ができるようになるようです。
概念的な部分が多いと感じるため、本書の内容を頭に入れた上で、場面場面での行動を考えるというアドリブが必要です。それでも、これらのことを頭に入れて臨むのと、そうでないのとでは、大きな違いが生まれてくるでしょう。