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巧みな質問ができる人できない人―問題の「急所」をズバリ突く技術
オススメ度[ ★★★★ ]
中島孝志著 / 三笠書房 / \560 / ISBN:4837971601
「いい質問をする能力」を、「質問力」と定義して、質問力を鍛えることをテーマとします。
質問の仕方を具体例で示しながら、仕事の仕方や、「できる人間とはこういう質問ができる人のことである」と示したり、「この質問をしたおかげで難題がまとまった」という事例を示します。仕事術としても使えるヒントが盛り込まれています。
章ごとに、「質問のうまい・下手」の解説をして、「できる営業マン」とはこういう人のことだ、という具体例を説明します。その説明の一環に質問の仕方によって現れる差を示します。
具体的に「こういう質問をすると良い」というケーススタディではありませんので、どこでも使える質問パターンを教えてくれるということはないのですが、効果的な質問とはどういうものなのかを、ある事例から学び取れるようになっています。
人によっては、その場面でした通用しない解説なのではないかと思うかもしれませんが、どんな事例であっても質問をする場面というのはアドリブです。「こうすればよい」という決め付けをしてもその事例が現実と重なり合うことの方が少ないでしょう。
なぜ質問をするのかというと、相手に考えさせることで、相手自身が納得する答えを自ら出すことになるからです。もし、自分が正しいと思う答えを見つけたとしても、それを相手に「教えてあげる」のではなく、相手が同じ答えに到達するように、適切な質問によって誘導するのです。そのスキルこそが質問力です。
また、本書では質問以外でも、仕事術とも思える分野の話題も触れています。随所に成功の秘訣がちりばめられている本です。