なぜ、「頑張っている人」ほど、うまくいかないのか?
オススメ度[ ★★★★ ]
本書で提案される方法論は、試してみてもいいと思えるほどいいものです。
それは、メンタル・バンク・コンセプトという方法で、目標を定め、その目標を達成したら、それに見合う報酬を自分に与えることで、達成感を感じさせます。これを繰り返すことにより、いつの間にかなりたい自分になっている、というものです。
手帳術の書籍などでかかれることがある「目標を具体的なスケジュールとして組んでしまう」ことについて、より実験的に試した結果を紹介しているという感じです。本書の内容を手帳を使って実行することも可能であり、仕事術でも自己啓発としても利用できます。
しかし、本書の書かれ方はお世辞にもいいとはいえません。
メンタル・バンク・コンセプトという方法がいかに素晴らしいかという説明が前半100ページ以上にわたって続きます。メンタル・バンク・コンセプトを実施した人たちの賞賛の声などは、胡散臭い通販と一緒の書かれた方です。
従って、本書では3章から読むことをお薦めします。1章〜2章は自画自賛しているだけなので、この部分を飛ばすことで、必要な箇所のみを読むことができます。
巻末で監修者のあとがきがありますが、ここで「メンタル・バンク・コンセプトとは、モチベーションを燃やし続けるためのノウハウである」と解説しています。この一文のおかげで本書がまともな本であると認識できます。これがなければ、ただの“胡散臭い本”で終わってしまうところです。また、手帳術の本を先に読んでいなければ、本書を最後まで読むことはできなかったかもしれません。
それほどに胡散臭い書かれ方をしているので、最後まで読むには多少の根気が必要かもしれません。でも、書いている内容はいいのです。